【秋冬】袷(あわせ)着物の着方を解説します【初心者&コスプレ】
こんにちは、Sunnyです。
10月の茶花の記事をまとめていて、「あ、今月から袷(あわせ)だ」と気づきました。
基本的には心地よく着ればいいんですが、「季節感を表現するのも周囲へのもてなし♡」とか言う面倒くさい世界ですので、必要に応じて対応できるよう、準備しておきましょう。
本日は、「袷の着物」についてまとめていきます。
こちらの記事は、
- これから着物を着てみたいんだけど、何が必要?
- かしこまるでも町娘でもなく、おしゃれな着物姿を知りたい。
- ハロウィンのコスで着物キャラをやりたい
- 着崩れしないために何を押さえたらいい?
と疑問をお持ちの方へ向けて書いていきます。日ごろ、らくらく着物で茶道の稽古に通っている私からの効率的&実戦的なアドバイスになります!
目次着るために必要なアイテム
私が実際に使用中のおすすめアイテム
着付けの順番
1)髪、メイク
2)足袋、ステテコ、カップ付きキャミ
3)裾除け
4)長襦袢
5)着物
6)帯
7)帯揚げ・帯締めを整えて完成!注意することまとめ
美容室予約でプロに頼むって方法もあり(大舞台の時はね)
着るために必要なアイテム
袷の着物を着つけるのに必要なアイテムは下記のとおりです。
- 着物
- 帯
- 足袋
- 長襦袢(半襟付き)
- 襟芯
- 裾除け
- 腰ひも2本
- 伊達締め
- 帯板
- (お太鼓結びの場合)帯揚げ、帯枕、仮ひも
- (お太鼓結びは必須、他は必要に応じて)帯締め
- クリップ(あるとべんり)
書き出してみてアイテム数の多さに申し訳なく、嫌になるような…😰 一個ずつは数百円からあるものなんですが。
一番最初にそろえるなら、ネットショップなら京越卸屋さんがおすすめ。
どこで買うか問題が気になりますが、着物はサイズ感がほぼ決まっているのでネットで買っても失敗が少ないんです。つまり、店に行ってもネットでもサイズは同じものがおいてあり、もっと言うなら素材も一緒です。
店頭は「均一ワゴン売り」をしていることもあるけれど、その価格でいつでも手配できるのがネットなので、小物やインナー等ならネット購入をおすすめします(緊急の入用に備え、足袋と半襟を夜遅でも買える場所をチェックしとくのは有効です←駆け込み経験者は語る)
セット購入はラクチン&簡単ですが、色違いがよかったり、結局買い足しがでたりする場合もあると思います。
私が実際に使用中のおすすめアイテム
すべて京越卸屋さんのリンクにしました。回し者じゃないのですが。便利グッズも多いので、大型店のこちらだとすべて揃います✨折れないように配送が必要なものもありますからね。
伊達締めはマジックベルトで少しでも楽をし、前板とともにメッシュで、通気性良い方が快適です。腰ひも(胸用)として使える「ウエストベルト」も、本当に楽なので一本買ってほしい笑。逆に「コーリンベルト」は、扇子や袱紗をはさむときにちょうど左で障るので省きました(茶道の先輩で「便利」と使っている人はいます)
上記の金額を合計してみると、着物と帯、帯揚げと帯締め、長じゅばんをのぞいて
3935円でした。
着付けの順番
ここからは、着ていく手順&私的なコツについて順に解説します。着物・帯はもちろん、着つけていくアイテムはそろえて出しておくとよいです(私は専用の引き出しを設けてしまいました)また、★半襟の内側に襟芯を入れておきます。半襟を取り替えたい場合は縫い付けるなどが必要です。
1)髪、メイク
先に髪のセットとメイクを済ませましょう。着物でやると、動きづらく汚れをつける可能性もあります。
★白い半襟を絶対に汚したくないときは、現場につくまでティッシュペーパーやスカーフでカバーします。気を付けていても汚れやすいのです。
2)足袋、ステテコ、カップ付きキャミを着る
インナーウェア系を装備。浴衣の場合と共通の理由です(こちらの記事)
★足袋カバーも一緒につけてしまいましょう。足袋型のストレッチ素材のもののほか、草履じゃなければ普通のソックスでもいいですよ。
3)裾除け
大きな前掛けみたいなやつです。着物のあわせ方と同じ方向で巻きます(右手が差し込める方向です)
必要に応じて、補正をするならこのあたりで。ウエストの両サイド&背中側、胸の真ん中などです。
★補正には普通~ミニサイズのタオルなどを利用して、アイテムについているひもを利用して、挟みます。
4)長襦袢
長襦袢には半襟(外から見える)がついています。襟芯セット済みの状態で着ます。
衣紋(えもん、首の後ろ側のこと)の抜き方をここで決めます。こちらの「tontonさん」のお知恵で、私は最近やっております(安全ピン1本が必要です。リンクでは縫い付けるとなっていますが、ピンでつけ外しでも大丈夫)
★衣紋の抜き方、えりの形は「若見え」とか「粋」とか印象への影響大なので、見せ方にこだわって損なしのパーツです。
★ここまで着ましたら、両足を一歩分開いて裾布にチョップ!足さばきがよくなります笑
5)着物
着物を二本の腰ひもを使って着ます。
★いっぱい動くなって時は、「気持ち上目」に裾を決めると楽になります。フォーマルな場面や茶道のお点前って時は「長め」がよいようです。茶道のお点前の時は(立ち座りや畳の上の動きも多いので)、上前(外側になっている着物=左手のほう)を気持ち深く被せるのも崩れにくくなって有効です。
6)帯
数多ある帯結びからお好みのものを選んで着付けてください。
★事前にリサーチ必須。練習までしておくと安心です。
★よくある問題は「帯が長すぎるまたは足りない!」ことです。帯のサイズ感は、着物の比じゃないくらいクセがあります。特に最近の半幅帯は、アレンジ結びができるように長めだったりします。(貝ノ口ならもうひと巻きしていい?ってレベル…)
途中で帯板を入れます。
7)帯揚げ・帯締めを整えて完成!
このふたつはテッパンの整え方でOKです。茶道の場所へは帯留め(帯締めの上の金属や貴石のアクセサリー)は控えましょう。
帯締めも最近のは「長すぎ」問題がありますが、二回巻きを今度試してみようと思ってます。
注意すること
コスプレ画像に駄目出し?をしてみる性格の悪い項です、ハイ。
帯締めで締めたことによるシワは、帯板(前板)を使うか、胴体を補正すると直せます(「帯」の部分がくびれてても綺麗に見えないですよね…) シンプルな帯&お太鼓結びなので、「ふつうの」クリーム色の帯を見つけて使っても感じが出せそう。
このキッズみたいに「ほかでも使える」アイテムを気にして用意するのもいいですね。
まとめ
袷(あわせ)の着物の着方について解説してきました。浴衣に比べると必要なアイテム数も多く、「これから始めよう」というときには圧倒されてしまいがちです。私もあれを買えこれも買えいいものを買えと言われてちょっと嫌な気持ちになったことがあります。
正絹の襦袢なんて、着物が本当に大好きになってからで大丈夫!練習がてらのプライスの商品でも、みんな「今日汗かきそうだから~」なんて言いながら着ているものです。
袷の着物は、期間も長くていろいろ選べるのが魅力です。
楽しく挑戦してみてください!
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