【茶道】お茶会参加の準備を考えてみた【リスト】
始めに
こんにちは、Sunnyです。
日頃のお稽古の「本番」である「お茶会」
ざっくりレベルを分けると、
- ただお客しに行く(市民の茶席)
- 知り合いの席にお客しに行く(界隈の茶席)
- 水屋要員として参加する
- 習っている社中が席を持つ
という感じで、準備内容が異なることがあります。
それぞれ先生が詳しく(こころよく)教えてくれることと思いますが、向上心ある読者の皆様のため、私が備忘録としてまとめたものを公開いたします。
それぞれレベル1~4とし、下位の習いを応用しながら上位レベルへ臨むものとお心得ください。
ルール厳しいの!?
固く書きましたけど、「客は法なり」人を大切にする、一人一人を尊重する和の習い事なので、そんなに怖がらなくて大丈夫です。
※困ったときは、初心者ムードを出しておこう!
茶会での振舞い解説
それでは、それぞれ解説していきます。 ★必要 ・あったらよい
レベル1:ただお客しに行く(市民の茶席)
持ち物)
特になし。手ぶらで参加できるくらいにもてなし側は用意している。参加費(お席代、お茶券代とかいう)は数百円程度のことが多いので、ぴったりお渡しできるとよい。ハンカチ、ティッシュはあると良い(マスクを置いたり)
心構え)
ホスト側もさまざまな客を迎えるつもりでいるので、「長いものに巻かれる」「流れに身を任せる」精神でいよう。
不特定多数のお客をもてなす茶会を「大寄せ」といい、席数が決まっているので、今は時間や何席目かを案内してくれることが多い。受付があり(なのでおつり対応も大丈夫です)、席札とともに案内してくれるので、時間までには待合場所へ行きましょう。待合からゆっくりお点前が見られたり、先に席入りしないと端の重要な席に座ることに…かも。
服装のきまり)
特にありません。コートをひざにかけるのは良くない(と思う)清潔な感じで。★服や整髪剤の香りに注意し、「無臭」に近づける(茶室に香を焚いているため)・畳の席の場合)清潔な白い靴下(男性は黒や濃色の靴下)
注意点)
「正客」と呼ばれる先頭の位置には座らないほうがいい(心得のありそうな方達が遠慮しあう様を見ることができるでしょう笑) 正客以外は会話をしないことが基本なので、ゆったり眺め、味わい、楽しんでください。
室礼(しつらい:かざり方や花など)を写真を撮るときは、一言断りを入れてからがマナー(たいていOKしてくれます)。点前中の人を撮影することは、あなたが知り合いで頼まれたのでもない限りやめましょう。
レベル2:知り合いの席にお客しに行く(界隈の茶席)
誘われるのは、ある程度「見込まれている」ということかもしれないので、華やかさをプラス、くらいの気持ちが◎
持ち物)
★懐紙★扇子・菓子きり(使い捨てでも)・紙茶巾(濃茶があるなら)・水屋見舞い(差し入れ…ほとんどしない)
心構え)
参加費などがある場合は「新札」でお渡しするのが基本。受付所の場合以外はハダカで渡さない、無地の封筒や急なら懐紙に挟んで(包んで)、なんなら扇子をお盆のようにして差し出す(お月謝手渡しのマナー)
服装のきまり)
★正座をしても膝が出ない装い・白い靴下(男性は黒や濃色の靴下)★お辞儀をしても床につかない髪型★大型のバッグは避けるか、手回り品だけまとめられるポーチに★服や整髪剤の香りに注意し、「無臭」に近づける(茶室に香を焚いているため)
着物の場合)
フォーマル(カジュアル)の度合いはTPOに合わせますが、季節に合った華やかさは客振りとしてマルです。ヘアアレンジに凝ったり。もてなす側が派手派手なのは気まずいです(注:成人式頃のお若い茶人は話が別らしいです)
注意点)
気軽にどうぞ、と言われたら、(下手に気合を入れるよりも)気軽に行くのがいいと思う。わからないことは礼儀正しく質問するくらいの方が喜ばれる。逆に、手伝いや使い走りをする意欲のある方はレベル3もご参考に。
レベル3:水屋要員として参加する
このレベルからは「茶道を習っている」方向け
おけいこ、練習…じゃなく「修練」と呼ぶ人々笑
持ち物)
★客に入る基本セット(使い袱紗含む)★私物をまとめる風呂敷★足袋カバーまたは替え足袋★古帛紗★ハンカチやタオル(自分の手拭きとして)・割烹着(茶掃きや陰点て専任ね、と言われたら着られる。あとは、基本的には衣服をばたばたやるのはよろしくない;;)・水屋見舞い(差し入れ…のど飴とかでよい)・昼食がある場合は大判ハンカチ
心構え)
水屋要員には「お運び」の仕事もあることが多い=席中へ出ていくので、着物姿であり、汚れた状態にならない対策が必要。必要なものは「席主(運営)」が用意するので、わからないことは事前~直前に質問する。
服装)
和装で参加する(水屋専任なら洋服でも可、学生なら制服でOK)。半幅はNGなことが多いが、名古屋帯なのか袋帯かは振り幅があり、席主や当日のリーダーに確認する(もちろん前週までに…) ストーンやビーズやグリッターなど、取れるトラブルがありそうな髪・着物・身体のアクセサリーは避ける。
注意点)
お運びで出たときに道具について質問されることがある(笑)
わからないことは「聞いてまいります」「自信がないので、会記を持ってまいります」と落ち着いて対応しよう。
研究会や地域の茶道会で順番が来た、など。ビッグチャンスです!
持ち物)
★客に入る基本セット(使い袱紗含む)★私物をまとめる風呂敷★足袋カバーまたは替え足袋★古帛紗★ハンカチやタオル(自分の手拭きとして)・昼食がある場合は大判ハンカチ★メモ用紙と筆記用具★割烹着やエプロン、または着替え(設営と撤収にも参加することがある…★軍手・ハサミなどちょっとした文房具)★暑さ・寒さ対策
心構え)
事前打ち合わせをするので、しっかり話を聞き準備しておけばOK。点前の担当になったら先生のフォローなしでも通しで出来るよう自習しておくこと、当日先生はお客様対応でこちらを振り向けないかもしれません。先輩とも良好な関係を築いておくこと(笑) あなたがもし先輩の立場でしたら、いざというときに点前(みんなお稽古するから)の代役を務めるくらいの緊張感でいましょう。
服装)
事前打ち合わせをするので、その際に相談する。なんなら持参してみていただく。使い袱紗の色も確認する(女性は赤と朱があるため)
注意点)
荷物が大きくなり過ぎないように(心配であれこれ用意したくなりますが) ケースによって先生に「御祝(おいわい)」という体裁で特別受講費をお渡しすることもあるので、先輩方に聞きましょう。
おとどけ。。。
まとめ
茶道の習い事は、よいおもてなしを「する・される」両面から習うことです。文字数にしたらかなり長くなってしまいましたが、少しずつ「身につけて」ゆくことなので、みんな自然にできるようになっていきますよ。
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