【卯雨庵】柔軟心【禅ZEN】

禅語「柔軟心」を解説する記事です。


こんにちは、Sunnyです。

本日は「柔軟心」についてです。


柔軟心

よみ:にゅうなんしん


「じゅうなん」と打たないと出てこないのですが、禅語として使いたいときは「にゅうなん」と呼んでいます。

「やわらかいきもち」のことですね。


やさしいとか、すなおとかも


仏教やメンタルヘルスで大事・目指すところとして教えられるのは、「中庸(ちゅうよう)」です。また「自然体」であることで、自分本来のここちょいポジションを見いだせて、ストレス少なく、判断力のキレが上がり、足るを知る=欲望の少ない満足した時間の中ですごせる、と説きます。


反対に、固い心、気持ちと聞いてどんなものを思い浮かべますか?

決意、決心だと良い感じですが、ガンコ、ワガママと聞くと「ちょっと困った人」な感じがしますね。




あんまりこだわる、固執する、しがみつくというのは良い結果を招きません。頭の中が固い、コダワリがある状態ですと、新しい知識やアイディアへの適応が下がりますし、それにより判断や決定の質が下がるかもしれません。


ひとりで完結しているなら良いですが、仕事場やグループの中でそんな振る舞いを見せれば「そういう人」という評価まで付きかねないのです。「そういうのは困るな」と自覚できるときに学んでおかないと、往々にして「性格」になってしまうと、気づきにくいし直しにくいものです。


(なやみも大切)


私も今、この文章を精いっぱい気を付けて書いています。


高度に社会性が発達した、あるいは経済成長した社会においては、「声の大きい人」が有力だとみられやすいです。そうした傾向があるので、「俺はこんなにすごい」「この考えが絶対正しい」そのように壮語したくなるものなのかもしれません。


そこを戒めることが大切です。「伸るか反るか!?プライドをかけて一発勝負!」みたいな土俵には、そもそも優れた人は乗らないということを忘れずに。


優れた人とは、そんな刺激の世界とは無縁です。意見や態度をころころ変えたりしませんので、「なにか大きいところに乗っているように見える(憧れの)ひと」が在るとすれば、それはその人は日ごろからコツコツと、柔軟に周囲の環境とうまくやりながら、積み重ねてきたからです。


生きている上では誰もが避けられないことに「加齢」がありますが、年をとっても柔軟に周囲の環境とうまくやっていけることができる、偏見やコンプレックスを抱えないようにしたいものです。



「柔軟」の教えは、なにより自分のメンタルをケアするために役立ちます。











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