【気になる】オーガニックのトリビア3選【嘘?】
こんにちは、Sunnyです。
先日書いた「オーガニックを知ると、もっと【地球】と仲良くなれます」の補足として、「オーガニックについてあなたの知らないこと」3つのトリビアをこちらにまとめます。
目次:導入オーガニックについてあなたの知らない3個のこと1.語源は臓器(オーガニックという用語解説)2.パーセンテージで示される(数字の規定をまとめています)3.人の命がかかっている(環境省も登場、社会面を見ていきます)これからあなたはどうするかまとめ
巷でよく耳にする&目にする「オーガニック」。日本語では「有機(ゆうき)」という言葉になります。主に野菜や穀物など「栽培」をともなう農作物について回る言葉ですが、肉製品や、コットン(綿製品)、シャンプーなどのコスメにもつけられているのはなぜなのでしょう。
オーガニックに興味を持った人に、どうしてわざわざそう呼ぶのか、何が良いところなのか、何を目指しているのか、なぜ通常より高めの値段なのかなどが分かる記事を目指して書きます。
無理せずエコな生活をおくりたい
オーガニックについて、あなたの知らない3個のこと
1.語源は「臓器」
英語のorganicをカタカナ表記にしています。語源は、古代ギリシア語で内蔵、器官をあらわす"organum(オーガノム)”です。反対語はinorganic(無機の、無生物の)です。
organicは、有機の、有機性の(生命力・生活力がある、ということです)という意味のほか、基本的、根本的、構造、器官・機関という意味合いで使われます。インターネット用語で「オーガニックサーチ」と言えば、検索エンジン(Googleなど)で、広告やアルゴリズム表示を除いたリンク(純粋な検索結果)を指します。
「オーガニック栽培やオーガニック製品」と似た言葉には、「無農薬」「自然」「天然」栽培をあげることができるでしょう。食品についてのオーガニックの名称は勝手に使ってよいものではなく、本来は認定機関によって栽培条件などの規定をクリアしていることを認めてもらわなければなりません。このことが、オーガニックの名の付く生産品は厳しい基準をパスしていると保証する安心になっています。
2.パーセンテージで示される(インチキもある)
オーガニックを認証する機関は、国が定めるものから民間の団体まで大小さまざまあります。国内では、大きなところでは農林水産省が定めている「有機JAS」、小さな団体では地域などで加入者の栽培物の品質を保証する○○の会などが思いつきます。日本の営農(農業)を支える農協の中にも、オーガニックを打ち出すグループがたくさん見つかります(例えば:大分大山町JA) 民間や小規模な認定機関が存在する理由は、申請から認定までのスピード感を高めるため、認定にかかる費用負担の軽減などです。
オーガニックの名前の付く「生産品」については上に述べたとおりですが、一方で「加工品」については別の理解が必要です。
例えばクッキーなら、小麦粉、バター、砂糖などを組み合わせて作られます。クッキーの場合、農林水産省の「有機加工食品の規格」では、有機農産物を95%以上使用しなければならないと定めています。つまり、膨張剤や保存料、香料など、数パーセントですが人工材料を用いている可能性があります。
また、有機JASで定めているのは「農産物、加工食品、飼料、畜産物」についてのみなので、服やコスメについての基準は民間団体にゆだねられているのが現状です。(現在こちらのような機関があります)
特にコスメについてはドイツ、フランス、イギリス、イタリア(そしてEU)は国際的な認定機関を有しています。私の調べた限り、日本には前述のようなブランドレベルの認定機関はまだ見当たらないと思います。
国内で「オーガニック」と銘打って売られている製品をよく見ると、オーガニック(有機栽培)にあたる香料や保湿剤を配合と書いてあるだけ、その他には化学由来の成分を普通の製品と同じに使用している、ということがあります。厳密に(95%以上)配合しているなら、そのことを売りのひとつにしてしっかり書いているかもしれません。
3. 人の命がかかっている
有機農法を導入する・支持する人の理念として、化学的に合成された農薬や肥料を扱うことによる作業従事者・土地環境への健康被害を防ぐということがあります。もちろん、一般的な店頭に並ぶ食品類はしっかりとした検査や品質管理を経ているので安心です(と信じたいですよね)。
加工に伴う排水などの汚染問題も、2001年に環境庁から格上げされた環境省が重点的な取り組みとしておこなっています(参考リンク:環境省政策分野一覧)環境省は、1971年に一番新しい省庁として、高度経済成長と公害の激化の懸念から発足しました。
綿花や茶の木など、病害虫に弱い農作物には、通常大量の農薬や肥料が与えられます。肥料や農薬を与えることによってより短期に・より少ない作業で・より多くの実りが得られることは、農家にとって助かることには違いありません。
しかしながら、消費者感情として、やはり殺虫剤・消毒剤を多く使って生産した農作物等に対しては、安全性への疑問が払拭しきれないと思います。以前「制汗スプレー」で喘息のような症状が続いたことがあったのですが、病害虫や雑草に対して効果のある薬品を扱うことの人間の身体への害も無視できません。
また、化学薬品を使用することで、土の中の微生物も弱り、土壌が力を失っていくことになります。そのため綿花農家は毎年あたらしい化学肥料で栄養を与えようとしますが、肥料の購入のために多額の借金を繰り返す負の構造もあることが問題視されています。
これからあなたはどうするか?
季節ごとのコスメが気になるし、新しく発見・開発されて商品化された成分にも関心があります。数百円から買えるTシャツや靴下にも助けてもらっているし、オーガニックやフェアトレードの高いチョコにはなかなか手が出ません。
まだまだオーガニックは、その人のポリシーやスタイルの問題かもしれません。便利さは捨てがたいし、一人のアクションはあまりに小さな効果だと感じられるでしょう。
でも、だからこそ「オーガニック支持のスタイルを持つのもあり」と言えるのかもしれません。今後もインターネットの技術で世界は均衡化するでしょうし、いま便利さを享受しているこの国・日本が先進国○○から外れる可能性も(人口数などで見ると)十分ありそうですしね。
まとめ
オーガニックという言葉にはなんだか心地よい響きがあります。実際は、環境問題・社会問題を含む21世紀の課題みたいな話でしたね。
本当はみんなが、生産者も消費者も、作る人も売る人も全員ハッピーになるサイクルを考えなくてはいけません。
まずは、知ることから。次にお買い物に出た時に意識するところからで大丈夫です。
できることから取り組んでいきましょう!
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